2019 1月 岡山の旅


5年前、まだわたしたちの長男が歩き始めたばかりのころに茂木で靴をつくっている「てのひらワークス」小林さん家族に出会った。「良かったら遊びにきてください」と言ってもらったことを機に工房を構える自宅に行くと気が付けば夜遅くまで食卓を囲みいろんな話を聞いていた。

もともと足の不自由な人へあつらえ靴をつくっていた小林さんは、足を見てそのひとの暮らしの姿を捉えて会話の中からその人のための靴を手掛ける。

靴職人という肩書も何か違う、枠を超えて自身の仕事に柔軟な心で徹することができる人。

「足元から良い社会をつくる」

そんな姿を見てきていたわたしたちにとっては本当に大きな背中で、
自分たちの仕事に重ね合わせて物事を考えてみることが多いのです。

不思議な縁で2年前から僕の故郷である岡山県の吉備中央町という町に移住をし、新たな工房を構えています。


年に1回の里帰りのタイミングで会いにいけることもあって、昨年倉敷駅前にオープンしたばかりのてのひらワークス「分室」で、わたねうどんも販売していただきました。

岡山の友人が「うどん食べたよ!」と連絡をくれたりして、思いがけない嬉しいことでした。

「行きたい場所、行くべき場所へ向かうモノの意思がある」

最近そんな風に感じることがよくあります。
大切に育てた野菜もその意思のもとに必要なひとの食卓へと届いてほしい。
育っていくまでの過程の中で良いコミュニケーションを重ねていくことを磨いていきたいなと思います。





わたねのロゴの生みの親、てのひらワークス恵子さん
わたしたちのことをよく知る人だからこそ信頼して全てを任せてお願いできました。
このロゴに込められたものを思うことで大変な時にもいつも元気をもらっています。

岡山の旅の最後は久しぶりに祖母の住む広島県の生口島へ。
子供のころに夏によく遊びに行ったサンセットビーチ。

真冬にも関わらずはじめての海に裸足で挑むわが家の子3名。
寒いことも忘れ遊びまわるのでした。



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