始まりの日



あたたかな春の陽気が続きます。
桜の花も見頃になってきました。



四季の移ろいを感じる里山。
山の水路があるこの場所では、ユキノシタやノカンゾウ、フキ、フキノトウ
春のおいしい野草が自生しています。
野蒜も早速掘り起こして、刻んで味噌と和えてごはんのともに。



2tree cafe,    2tree open houseを営み過ごした9年間、
多くの素敵な方々とのご縁に恵まれた宇都宮から拠点を移し、
この春から栃木県市貝町にて「農」を中心においた暮らしがはじまりました。


わたしたちの今日からの屋号、
「わたね」と申します。

よく笑い、よく食べ、よく眠る。
日々の生活のしあわせのたね。

今もこれからも永く大切にしていきたい
日常のシンプルな思いから名付けました。


土と戯れ、季節の野菜や穀物の美味しさを届ける農家として、

また「旬を詰め込んだごはん」をつくる料理人として、

家族5人の暮らしのペースを守りながら
農と食から繋がる、ちいさな発見や出会いをつくっていけたらと思っています。

店舗としてではありませんが、みなさまとのこれまで、これからのご縁を大切にしていきたいと思っています。



◎「わたね」の日々の暮らしと仕事

・多品目の旬野菜、小麦、大豆(農薬、化学肥料不使用)の生産、販売

「毎日を純粋に美味しく食べたい」という一心で大切に手をかけます。

多様な生態系の中で自然に寄り添いながら、無事に実りを迎えた収穫物をお届けします。
(出荷準備が整い次第、旬の野菜セット定期便もスタートします。
直売所、その他店舗での野菜販売につきましては随時お知らせします。)

・土と種から考え、わたしたちが育てた食材を主に使った
 「旬のごはん」のケータリングサービス
(今年中にはケータリングベースとなるキッチンを制作予定。
ご注文を承るご用意ができ次第お知らせします)

・古くから残る長屋門を改修してopen space (暮らしの学びと共有の場に)
また隣接する里山を次世代に繋がるこどもたちの遊び場に。
(かなり時間を要しそうですが一歩一歩。)

普段の「たべもの」「生活」を通してささやかな喜びの循環が生まれるように
夫婦2人、ちいさな規模ではありますが、
日々を歩んでいきたいと考えています。



17年間もの間、有機栽培、自然栽培で野菜、米、麦、大豆を育て続け平飼いの養鶏も営む市貝町の先輩農家「爽菜農園」。

小野寺ご夫妻のもとでこの1年間じっくりと農的生活を学ばせていただきました。

どんな時もあたたかく支え続けてくださり、農業のことばかりではなく、地域との繋がり、家族と共に生きる暮らしの在り方、本当にたくさんの気づきを与えてくださいました。

また一緒に汗をかいて力を合わせ時間を共にした頼もしい仲間にも恵まれました。


今か今かと定植を待つ野菜の苗たち。
毎日の温度管理や水やり、適時適量に感性を働かせるのも
日頃の子育てとよく似ているところもあります。
(こどもにも野菜にも逆に育ててもらっている感じもします)

                                








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